木の葉っぱの色が夏とは
だいぶかわってきてるなぁ。

それに、たくさんの葉っぱが落ちてる。

木もさむそう…




どうして葉っぱの色がかわるんだろう?


そうだ! そうだ!おじいちゃんがよく知ってるからきいてみよう。
おじいちゃーーん!


よばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜〜〜〜ん!
けろすけ、何じゃ?
あのね、教えてほしいことがあるんだけど。。。
何でも聞いておくれ。
あのね、どうして葉っぱの色がかわるの?
ふむふむ、それはじゃな…
緑色の葉っぱの中には、葉緑素(ようりょくそ)と呼ばれる粒(つぶ)があって、クロロフィルカロチノイドという2種類の色素(しきそ)がふくまれているんじゃよ。

秋になってクロロフィルが分解(ぶんかい)されてなくなるとカロチノイドだけがのこって、葉っぱが緑から黄色にかわっていくんだな。
そして、葉の中に含まれている糖分(とうぶん)アントシアンへかわると、葉はどんどん赤くなるというわけじゃ。

け、け、けろすけ…ど、どうしたんじゃ?目がてんになっておるが…
・・・む、む、むずかしい・・・
そ、そうじゃな(^_^;)
図にするとわかりやすいと思うから、少しまってておくれ。

シャッシャカ、シャッシャカ…(おじいちゃんが絵をかいている)

シャッシャカ、シャッシャカ…(ひたすら、かいている)

おーーーい、けろすけ、絵がかけたぞーー!
これで少しはわかりやすくなったかな?


★葉が黄色にかわるしくみ
葉っぱが黄色になるしくみ
イチョウ、ポプラ、プラタナス、ニセアカシア、ユリノキなどがあるよ。

★葉が赤にかわるしくみ
葉っぱが赤になるしくみ
カエデ類、ツタ、ハゼノキ、ナナカマド、ニシキギなどがあり、
茶褐色
(ちゃかっしょく)にかわるものにクヌギ、コナラ、クリ、ブナ、ミズナラがあるんだよ。

ありがとう。とってもわかりやすかったよ!
でも、葉が緑のままで冬になっても葉っぱがおちないものもあるよね。
うん、そういう木を「常緑樹(じょうりょくじゅ)」とよぶんじゃ。
常緑樹の葉の寿命(じゅみょう)は2〜3年のものが多くて、古い葉っぱは新しい葉っぱと交代して少しずつ落ちるから、あまりめだたないようじゃよ。
そういえば、ツバキやクスノキは冬でも緑色をしているよね。
植物の世界(せかい)もふしぎなことが多いね。
下にも、少しむずかしいけど、『紅(黄)葉のしくみと落ち葉のはたらき』について書いてるよ。
おうちの人といっしょに↓読んでみておくれ。↓

それじゃあ、ここでみんなにクイズをだそう!
名づけて『これは、何の落ち葉かな?』クイズ〜〜〜〜〜〜!



★紅(黄)葉のしくみと落ち葉のはたらき★

◎しくみ

雑木林の落葉樹は、秋が深まり朝晩の気温が低くなるとそれまで緑色だった葉が、赤・黄・茶褐色に色づいていき、さらに気温が下がると、葉を落として休眠したり冬芽の状態で寒い冬にそなえます。
葉が老化して枯れ落ちる前に、葉で作られた栄養素は、種や地下茎に貯蔵されます。

◎はたらき

・落ち葉は地面につみ重なることによって木を寒さから守ります。
・冬越しをする昆虫や生き物のよい住みかとなります。
・ミミズや微生物、菌類(キノコ)などの栄養素となり分解された葉は、森の大切な肥料となります。

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